ホラー映画友の会

ザ・ライト -エクソシストの真実- アンソニーってすごすぎ

先週の木曜日にぶっ倒れて以来、いったいどうしたの?!な日々が続き、起き上がれたと思ったら寝続けた後遺症で重度の肩凝りになってしまい、次は激痛で寝ることができなくなり、地獄の3日間を過ごしました。

とはいえ、肩凝りは薬を飲んで少しだけ良くなったので、逆に動いた方が良いだろうと思い、当初から予定していた通り、待望のアンソニー・ホプキンス主演「ザ・ライト -エクソシストの真実-」を観に行ってきました。

ホラー映画友の会、おタツとふたりです。
ええ、友の会といっても、他に入ってくれる人がいないので、ずっとこの二人なのですが。

タイトルの「ザ・ライト(The Rite)」ですが、これは宗教上の儀式や典礼のことをいい、この映画のテーマである「エクソシズムやエクソシスト」を表します。

最近は、楽しみにしている映画の事前インプットは行わないという習慣が出来ていたので、なんとなくバチカンで行われているエクソシスト養成講座に行った若者が古株のエクソシストと出会って何かあるらしい・・・くらいで観てきました。

正直言って、ある意味期待を裏切られました。
それも、良い方に・・・。

もうちょっと派手でオカルトチックな映画かと思っていましたが、かなりシンプルな「迷える青年の信仰心を問い、本来持っている神を信じる強い力を引き出す」というのが全編で描かれた映画でした。

この映画は、アンソニー・ホプキンス以外は誰がやってもいいのかも?と思えるくらい、彼の演技で成り立っていると言い切っても良いと思います。

あの怪演は、そんじょそこらの役者さんにはできますまい。

さすがあの羊達の沈黙のレクター博士を「もしかして本人?」と架空の人物なのに本物かと思うほどの演技を見せ、世界中をしびれさせた俳優です。

御年73歳。

「いつまでも長生きして、こういう映画に出て欲しいよね」

おタツと私の素直な感想です。

【ちょっとだけストーリー】

実家の葬儀屋を継ぐのが嫌で現実逃避をし、大学ではなく神学校に進んだマイケル(コリン・オドナヒュー)は、実のところ司祭になる気になどならず、終生神に仕えるという誓いを立てることなく宗教の道から去っていこうとしますが、彼の才能と力を信じる恩師より半ば脅し的に引き止められ、バチカンでのエクソシスト養成講座を受けることになります。

目の前に提示される数々の症例について、疑問を抱くマイケルは、講師であるザビエル神父から「異端だが本物のエクソシスト」として、ルーカス神父を紹介されます。

ルーカス神父によって目の前で繰り広げられるエクソシズムにも眉をひそめるマイケルに思いがけない大きな試練が待っていました。

悪魔との1対1の戦い。

「名を名乗れ!」

信仰に不安のあるマイケルの言葉など、悪魔には小僧のささやきにしか聞こえません。

マイケルにこの試練をやり遂げることができるでしょうか。

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011)

原題:The Rite
監督 ミカエル・ハフストローム
脚本 マイケル・ペトローニ
アンソニー・ホプキンス(ルーカス神父)
コリン・オドナヒュー(マイケル・コヴァック)←結構イケメンshine
アリシー・ブラガ(アンジェリーナ)
キアラン・ハインズ(ザビエル神父)
トビー・ジョーンズ(マシュー神父)
ルトガー・ハウアー(イシュトヴァン・コヴァック)

※もう少し深いエクソシスト談義は、後日執筆予定です。

ジャーロを観た・・・のは私だけ。

2010年10月1日(金)

以前ご紹介したダリオ・アルジェントの「ジャーロ」を映画の日1000円を狙って観に行きました。

モーニング&レイトショーなので、行かれるとしたらレイトしかなく、19時に待ち合わせしてご飯を食べてから入ろうということに。

同行のおタツは、出張先から直行ということで、ちょっと早めに着いたからキリンシティーにいるというメールが入りました。

きっとビールを飲んでいるんだなと(だってキリンシティーだし)思って、嫌な予感がしました。

渋谷駅について電話をすると「店変えようよ」というので、落ち合ってシアターN渋谷の近くにあるトラットリアでイタ飯と相成りました。

そこで、「まずは一杯」ということで、おタツはキールロワイヤル、私はスプリッツァーを注文。

料理を頼んで、美味しく食べながら、「じゃあ、2杯目は赤ワインかな」と赤ワインをグラスで注文しました。

・・・結果的に赤ワインを3本飲み、心地よい感じになっていたのですが、「絶対寝るでしょ!」と指摘すると、おタツは「絶対寝ると思う」と確信したように言い、椅子に座って本上映が始まるために場内が真っ暗になったら、ほんの2秒で寝てしまいました。

どうせ起こしたってまたすぐ寝てしまうので、私だけ映画を鑑賞して帰ってきました。

「あ~、気持ち良かったぁ~」

起きたおタツの第1声です。

「あのさぁ、ひとつ聞いていい?」というので、「いいよ」と言ったら、「面白かった?」と言われ、絶句。

「まぁ、それなりにね」

ということで、その日は解散となったのでした。

さて、その「それなりに面白かったジャーロ」ですが、どんな映画だったのでしょうか。

結構、初心に帰るっぽい感じのダリオ作品の初期の頃の雰囲気は出ていました。

結論としては、アルジェント作品にリアリティーなし!・・・に尽きますね(笑)
まぁ、これはダリオの作品が好きな人はみんな分かってることですけども・・・。

ダリオ監督って、日本人に思いいれがあるのか、前回のサスペリアテルザの時もヘンテコな日本語を話す悪魔(実際日本人ですが、現地で育った方みたいで、日本語は怪しかったんです)が出てきて笑わせてくれましたし、今回もしょっぱなに殺されるのは、日本人設定の何人だか分からない綺麗な外国人女性でした。

まぁ、国籍ってこととか、そういうことを言っちゃえばどんな人だって日本人である可能性はありますが、ここで描かれているのは、正真正銘の日本人という感じの設定なので、どうせなら本当に日本人を使えばいいのになぁ~と思っちゃったのは、私だけではないはず。

まぁ、血がドビャー!とか出ちゃう映画ですからねー。
あの映画に出ていいのかどうなのかっていうのはありますけども・・・。

とはいえ、主演は、戦場のピアニストでアカデミー賞を受賞したあのエイドリアン・ブロディなんですから、悪くはないような気もします(笑)

イタリアで起きた美女ばかりを狙う連続殺人犯を追う刑事という設定ですが、捜査の仕方からして、行き当たりばったりというかご都合主義。

しかも、「えっ!こんな犯罪現場を素手で?!」なんて細部のこだわりもなーんにもないんですよ。

結局、犯人は誰というのは早く出てくるので、謎解きというより、その謎をブロディ演じるエンツォ警部がどう解いていくかなんですが、分かった理由は「まー、よくあるお話ね」って内容で、別にどうってことない展開なのです。

しかし、それでもこの映画は面白かったと思えるのは、このハチャメチャなストーリーを俳優が(当たり前ですが)あくまでも真面目に演じているからなんですね。

エンツォ警部は、美しい母親を殺人鬼に殺されたという暗い過去があるのですが、それを乗り越えた出来事がこれまたすごい!

まぁ、いわゆる「ありえねー」ってことです(笑)

なんか、これやってて疑問が沸いてこなかったんかいな?なんて思うのですが、きっとダリオ作品て、そういうところを超えた面白さを楽しむ映画なんだろうなと思います。

最後の最後のシーンなんて、「ひょえ」って感じで、これはなんかいい!って終わり方でした。

ちょっとセンスを感じました。

あるシーンでは、サスペリアのオマージュか?ってところがあって、ダリオ作品をずっと見ている人にはクスッと楽しめるシーンもありました。

そして、イタリアが舞台でイタリア人が出てくる映画なのに、やっぱり誰もイタリア語を話さないというグローバル?な映画でした。

イタリア語だったら、もっと雰囲気出たと思うのになぁ~。

もうすぐ上映終了ですから、もし観たい方は早く劇場へどうぞ。

ジャーロ(2009)
原題:Giallo
アメリカ・イタリア映画
監督:ダリオ・アルジェント
エイドリアン・ブロディ(エンツォ警部)
エマニュエル・セニエ(リンダ)
エリサ・バタキ(セリーヌ) ほか

ジャーロとか、ジャッロとか ~ダリオ・アルジェント最新作~

「Giallo(ジャッロ又はジャーロ)とは、イタリアの20世紀の文学ジャンル、映画のジャンルで、この言葉はイタリア語で黄色を意味し、黄表紙のペーパーバックに装丁された同ジャンル小説の起源に由来しているとのこと。日本では、ジャーロと表記されることも多い。「ジャッロ」(giallo) の語はイタリア語で「黄色」を意味し(Wiktionary: giallo参照)、黄表紙のペーパーバックに装丁された同ジャンル小説の起源に由来している。映画におけるジャンルとしての「ジャッロ」は1960年代に始まる。「ジャッロ」小説の映画化としてはじまったが、すぐに現代的な映画技法の進化をともなって、ユニークなジャンルをつくりだした。イタリア国外で「ジャッロ」として知られる映画は、イタリアでは「スリリング」(thrilling) あるいはたんに「スリラー」(thriller) と呼ばれ、同語はまず、ダリオ・アルジェントやマリオ・バーヴァといった1970年代イタリアの古典作品群を通常は指す。」Wikipediaより

以前、ご紹介したサスペリアシリーズの完結編「サスペリアテルザ 最後の魔女」については、もう笑っちゃうなんてもんじゃないくらい「なめとんのか?!」って出来でしたけども、この映画はダリオの「初心」を見せてくれそうな予感がします。

もともと、サスペリアとかサスペリア2(全然続き物じゃないのに勝手に2と付けた作品)など、鮮血ほとばしり系で残虐なホラーというよりサスペンスが持ち味で、サスペリアテルザもその路線は踏襲していながらも、話の運びが行き当たりばったりでストーリー的には破綻していましたから、今回のジャーロは、サスペリア2のような「謎」と「鮮血」が楽しめそうです。

久しぶりにおタツと二人でホラー映画友の会を楽しむ予定です。
シアターN渋谷でモーニング&レイトショー。
さすがにこんな映画朝観ても面白くないので、レイトショーに繰り出す予定です。

【ストーリー】

北イタリアの都市・トリノで、外国人美女ばかりを狙って続発する誘拐殺人事件。
犯人は改造タクシーを用いて、乗車してきた被害者を秘密の隠れ家に拉致。その完璧な美貌に激しい憎悪を燃やし、柔らかな肌を鋭利な刃物で切り苛む。
ファッションモデルのセリーヌ(エルサ・バタキ)が新たな標的となり、突然消息を絶った彼女を探して、姉のリンダ(エマニュエル・セニエ)は猟奇殺人専門のエンツォ警部(エイドリアン・ブロディ)を訪ねる。
共に操作を開始した2人は、事件の被害者が死の間際に残した「彼は黄色い」という不可解な言葉から、謎の殺人木“ジャーロ(イエロー)”の正体に迫っていく(公式サイトより)

2010年9月11日(土)
シアターN渋谷で上映開始

公式サイト(あまり情報ないけど)
http://www.finefilms.co.jp/giallo/