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一息ついて考えよう。

機密情報は別にして、このネット社会、すぐにほとんどの情報に行きつくことができるため、却って熟慮したり、客観的に物を考えるということが難しくなっているのかも知れません。

活字を読むより、ビジュアルの方が理解しやすい分、直接的な情報ばかりに触れるため、その裏にある事柄や書き手が何を意図しているのかなど、理解しづらい状況になっていると思うことが多くなりました。

表面的な情報や発言の言葉尻だけを捉えて善し悪しを判断し、熟慮もせずののしったり・・・。
色々なことが便利になっていく反面、人間的な事柄がどんどん減っているような気がします。

私自身もそういう短絡的な思考に流されがちであることを感じて、最近は「えっ?」と思うようなニュースがあっても、少し時間を置いて次の情報を待って、理解し自分なりに判断するようにしています。

つい2日くらい前に暇つぶしにYahoo!ニュースを見ていたら、歌手・モデルとして活躍している土屋アンナさんが、主演舞台の稽古に来ないため公演が困難になり中止になったと主催者から発表があったという記事を見つけました。

その大人げない対応に主催者は「損害について法的処置も検討中」と発表しているとのこと。

私は土屋アンナさんについては、ほとんどどんな方かも知りません。
出演した番組?なども観たことがないですし、ファンでもないのでどんな方かも知りませんが、いくらなんでも社会人としてただ単に「稽古に出ない」なんてことがあるだろうか?と不思議に思いました。

その記事自体も、その時点では主催者側の一方的な発表を載せていただけですから、土屋さん側の反論については、後日になるんだろうと思っていました。

しかし、その記事のコメント欄には土屋さんを非難するコメントが並び、派手なイメージだけで「どうせそんなやつだろう」的なコメントが並んでいました。

結局、後から出た記事では、この舞台は原作者が舞台化の許可をまったく出しておらず、土屋さん側は「原作者の権利をきちんとしてくれるまで稽古には出られません」と権利を守ることを申し入れ、それが聞き入れられるまで稽古を休むということで話していたとのことでした。

また、この舞台のモデルとなった実在の歌手の方は、ご自身のブログで「土屋さんが勝手に舞台の稽古を休んだから中止になったなどというのは事実無根」と今までの経緯を詳細に書いていらっしゃいました。

その経緯を読むと、主催者の言動は本当にめちゃくちゃで、物語のモデルとなったこの方の権利もまったく考えておらず真摯に対応するつもりもないようで、内容のきちんとした説明もないままでの再三の許諾要請にも「これでは許可できない」とサインを保留していたため、舞台を実施するのは困難となって、今回の中止に至ったようです。

重大なお話!(原作者・濱田明美さんのブログ)
http://ameblo.jp/sakura-smile-for-you/entry-11582675117.html

最近、LINEで悪口を書かれたということから、殺人にまで発展したケースがありました。
こちらは、「顔が見えない」という状況で読んだ相手がどう受け取るかなどを考えず、書き込み内容が過激になりがちであるという特性があったようです。

詳しい内容は知りませんが、そうかといって、殺人にまで発展してしまうというのも、「未来を想像できない」現代人の問題かも知れません。
猫は前頭葉があまり発達していないので、次に起こることの予想が難しく、同じような間違いを犯してしまうというのを本で読んだことがありますが、「こんなことを言ったら相手はどうか」「こういうことをしたらどうなるのか」など、ちょっと考えれば分かることであるはずが、それすら考えず直感的、直情的に生きているのは、巨大な脳を持ち理性があるはずの人間の生き方とはとても思えません。

ましてや、それで殺人まで犯すとは・・・・。
その後の言動では、他人の命を奪うことに対する自責の念が感じられず自分の不安や保身の書き込みばかりしていた犯人。

この子の将来は、それこそ真っ暗です。

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