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真夏の方程式 - 家族の秘密とは -

東野圭吾の小説って、キャラクターが活きているから面白いと思って読んでいるのですが、この映画の原作である「ガリレオ」シリーズも、ガチガチの堅物に見えるけど本当は結構人間味のある湯川学という物理学者のキャラクターが全編によく表れています。

実際には、事件が起きてそれを解決するために湯川が実験したり「論理的」に推理したりするわけですが、理系じゃなくても十分楽しめる物語です。

ドラマがヒットしてから、ドラマで活躍していた女性刑事のキャラクターが本の方に登場するなど、実写とリンクさせたりするところも新しい試みです(でも、ドラマで内海刑事は海外に行ってしまいましたが)。

今回は、美しい海辺の町に住む家族と湯川の接点が面白いです。
海洋調査の説明会に物理学者として招かれた湯川が「海を壊すな」という反対派のリーダー的存在の女性の家族が経営する旅館に宿泊することになります。

その旅館には、女将さんの弟の息子が夏休みで泊まりに来ていて、なんだか偏屈な感じの湯川に興味を示します。

子供嫌いの湯川ですが、なぜかその子が近づいてきても蕁麻疹が出ない。
そんなことからちょっとした交流が始まるのですが、この絡みがぎくしゃくしていてなかなか面白かったです。

一方、同時期にこの旅館に宿泊していた男性が海辺で遺体となって発見されます。
調べていくと、この男性は警視庁の元刑事で、昔、宿の女将と関係のあったある男性を逮捕したことがある人でした。

何かを調べている様子の元刑事に女将さんや家族は恐怖を覚えます。
この家族は、それぞれ秘密を抱えていて、それが明るみに出ては困ることがあるためです。

家族の、そしてそれぞれの秘密とは何か、そしてなぜ元刑事は死ななくてはならなかったのか。
ガリレオ・湯川学が真相に近づいていきます。

【感想など】

海に泳ぎに行くことはない私ですが、美しい海の風景って、やっぱり心が洗われますね。
スタイルが良かったら、あのボディースーツを着て潜ってみたいものです(お察しの通り、一生無理)。

映画としては、ちょっとまったり感があって途中うとうとしかけましたが、伏線はまぁ、うまく描かれていたし、推理云々というより、描かれた人間模様はうまい役者さんの演技でなかなか良かったです。
秘密を握るキーマンの前で湯川があることを語った時、自然に涙が流れてしまいました。

とはいえ、殺人の動機がちょっと弱すぎて、わざわざミステリーにしちゃったよって感じなので、そこのところは賛否分かれるかもしれませんね。

共感できるほどには描かれていません。

この物語は推理メインではなく(実際、犯人とかってわかっちゃうんですよね、すぐ)、登場人物それぞれの人生を見ていく映画です。
残念ながら、そこまで深く描き切れてはいないので、ちょっとどっちに重きを置いているのかよく分かりませんでしたけど・・・。

時間内に収めるにはちょうど良い感じですが、映画化というのは難しいというのを実感しました。

容疑者X・・・は、結構良かったですけどね、その点。
堤さんの力は絶大でしたね。

子役の子もなかなか素直な演技で良かったです。
最近、なんだか大げさな演技の子が多いので、新鮮に感じました。

それより、最近の「老けメーク」って技術が進みましたねぇ~。
時代の流れを見せるため、より「老け」を強調しているのですが、違和感がありませんでした。
まぁ、みなさんそれなりのお年ではありますが、普段あんなに普通のおじさんおばさんではないでしょうから。

観て良かった映画でした。

追記:そういえば、物語の設定上無理があるので出ていませんでしたが、私としては助手役の渡辺いっけいさんとの絡みが楽しみなので、出ていないのが残念でした。

真夏の方程式(2013)

監督 西谷弘 
脚本 福田靖 
音楽 菅野祐悟 

原作 東野圭吾 

出演:
福山雅治(湯川学)
吉高由里子(岸谷美砂)
北村一輝(草薙俊平)
杏(川畑成実)
山崎光(柄崎恭平)
西田尚美(三宅伸子)
塩見三省(塚原正次)
白竜(仙波英俊)
風吹ジュン(川畑節子)
前田吟(川畑重治)

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