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ヒッチコック -映画の裏に妻ありって話-

昨日、4月17日(水)は、カワンさんと約束して「ヒッチコック」を観てきました。

コリア門で韓国化粧品を買って、そのお渡し日をちょうど17日にしていたので、せっかくの水曜日(レディースデーで映画は1,000円)だし、ヒッチコックは前から観たかったのでお誘いしてみた次第です。

アンソニー・ホプキンスって、やっぱり上手いですねぇ。
よく見れば似てるってほどでもないのですが、あの太って「ふん!」とふんぞり返ったイメージのヒッチコックをこれしかないでしょって感じで演じていて、違和感なく観られました。

この映画は、齢60歳を迎えたヒッチコックが「そろそろ引退では?」と言われ、何をと思ってパラマウントとの契約であと1作撮ることになっていた映画を「サイコ」(1960)に決めます。

結末を知られてはならないと、街からありったけの原作本を買い取らせたのは有名な話。

あの時代ですから、残酷な映画だと周囲の反対も強く、パラマウントの担当者からは首を縦に振ってもらえず、暗礁に乗り上げます。

しかし、どうしてもこの「サイコ」を撮りたかったヒッチコックは、自分の屋敷を抵当に入れてまでお金を作り、自費でやるからと、なんとか撮影を許可してもらいます。

シャワーシーンなど映倫の審査をどう通すかに頭を痛めながらも、妻であり有能な脚本家・編集者であったアルマ・レヴィル協力の下、自身最大のヒット作を生み出すまでが描かれています。

どちらかというと、ヒッチコックの映画は、アルマの協力なくしてはできなかったということに視点が置かれているため、主役が誰なのかがちょっと曖昧な感じで、その点で「わかるけど、ぼやけてる感じ」が否めませんでした。

でも、アルマ役のヘレン・ミレンの演技もやはり素晴らしく、芸達者な出演者たちを観に行くだけでも価値ありという映画です。

サイコへの出演で、「絶叫クイーン」と呼ばれたジャネット・リーをスカーレット・ヨハンソンが演じていたのですが、可愛いお色気女優としての魅力を振りまいていて、なかなか良かったです。

(ちょびっとネタバレなので、以下、文字を反転します。)

面白かったのは、ヒッチコックが「誰を映画に出すか」というので、俳優たちの写真を見ながら悩むシーンがあり、その後「グレース・ケリーが演じればすべてが許される」とつぶやくのですが、それを聞いたアルマから「今や王妃よ。永遠に出ないわ」と突っ込まれるシーンは笑いました。

(反転終わり)

契約が残っているからと出演させたある女優との確執も描かれるのですが、ヒッチコックのひとりよがりな部分も垣間見られます。
良かれと思ってしたことでも、相手が良いと思うかは別というのがよく分かります。

こういう男性、結構多いのでは?(笑)

また、少ししか出ませんが、サイコの主役であるアンソニー・パーキンスを演じたのは、ジェームス・ダーシーで、これがまたなかなかのパーキンスっぷりでした。

あと秘書の役で出ていたトニーコレットがずいぶんと細くなっていて、最初は誰だかわかりませんでした。

体重を増やした時の役ばかり見ていたせいかもしれませんが・・・。

上映期間も残り少ないようなので、映画館へ急ぎお出かけください。

ヒッチコック(2012)

原題:HITCHCOCK
監督 サーシャ・ガヴァシ 
脚本 ジョン・J・マクロクリン
原作 スティーヴン・レベロ
音楽 ダニー・エルフマン

出演:
アンソニー・ホプキンス(アルフレッド・ヒッチコック)
ヘレン・ミレン(アルマ・レヴィル)
スカーレット・ヨハンソン(ジャネット・リー)
トニ・コレット(ペギー・ロバートソン)
ダニー・ヒューストン(ウィットフィールド・クック)
ジェシカ・ビール(ヴェラ・マイルズ)
マイケル・スタールバーグ(ルー・ワッサーマン)
ジェームズ・ダーシー(アンソニー・パーキンス)ほか

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