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ショップオープンへの道2 -経費と売上-

なるべくお金を掛けないで、参加してくださっているデザイナーやクリエイターの方たちにお支払する報酬が十分納得のいただける額にするには、いかにショップの運営コストを抑えるか(もちろん売上があってこそ)というのが重要です。

当初、いただく手数料は単純に売値の30%と考えていましたが、売値についてはどんぶり勘定で付けるわけにもいきませんから、最低価格を出すには、きちんとした計算が必要です。

とりあえず「儲けを出す」ことは大切ですが、クリエイターの方に「売れたらちゃんと最低でもこれだけは報酬として受け取れます」というはっきりした金額を提示し、プラスの利益については、インセンティブのようにまとめてお支払するということを考えています。

当面は、デザイナーさんと2人でのスタートですが、もし仲間が増えた際にあいまいな設定ではトラブルになりますし、参加する方も原価からプラスいくらの報酬は商品が売れたら確実に受け取れるという額(報酬%)を決めて、売価については店の経費を考えた上で人数と売上によって分配したいと思っています。

ショップの経費を考えると30%だけでは、本当に経費にしかならず、利益がまったくでない時もあるため、将来本格的に商品を買い取る等の夢はまったく見られなくなってしまいます。

それから、なぜ細かく原価計算を取り入れたかについては、実はネットショップの運営に関連した仕事の手伝いをしていたり、自営業の友人の小言を聞いたりして、世の中には案外「経費」というものを理解していない人が多いことを考えてみました。

というのも、お金って例えば目の前に100万円置かれて、「今月は100万円売れました」と言われたら、実際に「100万円が自分のもの」って気がしませんか?

でも、これは間違いです。

100万円の現金が入ったとしても、使っている人の給料等の人件費(たとえ自分一人でやっていても、営業のための交通費や梱包や発送の経費など、さまざまなお金がかかります)、材料費、自営の場合には最低限の生活費など、「最低限支払う必要のあるお金」がこの100万円から引かれます。

本当に自営されている場合は、保険料とかもここから出ていきます。

人を使っていた場合、お給料やら交通費の支払やらで、100万円などあっという間に目減りしますね。

このことを分かっているというか、理解している人が実は案外少ないんです。

以前、自営業をやっている友人から旦那のことでこぼされたことがありました。
人を何人も使って、ある事業をやっていたのですが、入ってくるお金は全部彼女の口座(というか会社の口座ですが)に入ります。

旦那さんはこれを見て、「今月はこんなに売上があったのか」と単純に喜ぶそうですが、もちろんその売上と言っているのは実際の利益ではありません。

でも、通帳の何百万円という額を見ると、「全部自分が得たお金」という感覚になってしまうらしく、そんなに入ったなら車を買おうとか、みんなで海外旅行をしようとかいきなり言い出したりして、いつも彼女を怒らせていました。

どうしても、そのお金は全部使えるお金じゃないっていうのが理解できないみたいなんですよ。
これは圧倒的に男性に多いようですが(笑)

もちろん、彼女も夫が仕事を取ってきて、働いて得た報酬なので、あまりそのプライドを傷つけるようなことはしたくないので、やんわり諭したりするのですが、けち臭いことを言うだのと責められて、結局喧嘩になっちゃうみたいです。

働いている方としては、確かに自分が取った仕事でその請求をして、その額が振り込まれるわけですから、「自分が得た報酬だ!」って考えるのは仕方ないというか人情ですよね。

でも、実際にはここから多くの経費が引かれますし、利益が出ても今度はそれに対して税金を払わなくてはなりません。

これがまた大きい(涙)

毎年、確定申告をしていますが、給与は別にしてフリーでやっていた仕事プラス石鹸屋(微々たる額)から経費を引いてみると、結局は赤字です。

でも、1年の中で見るとその時その時はお金が入ってくるから、自分で得た報酬はこれだけっていう気分は私自身もなりますよ(笑)

それが翌年になって、経費をしっかり出してみるとこんなにお金掛かってるんだーと悲しくなります。
まぁ、儲かっていない分、ちょーっとだけ還付金があるので(といっても、お小遣い程度)、それがせめてもの慰めですね。

本当ならちゃんと利益を上げて、「今年はお国に貢献しますよ!」と税金を支払ってみたいものです。
まぁ、これだとまた住民税とかが信じられない額で来るので、儲かるのも考えものなんですけども(笑)

そんなこんなで、趣味の石鹸ビジネスとは違って、ちゃんとしたお店をやることを考えるとトータルで利益が出るかは不明ですが(売らないとダメですからね)、とにかくちゃんとしたルールを作るべきと今までの経験からこれくらいという計算をまずは出しました。

デザイナーさんのご意見もあると思うので、修正が入るかも知れませんが、とにかく参加してくださる方が損をしないよう最初からちゃんとルールを決めたいと思いました。

色々な形態があるので、すべてが当てはまるとは思いませんが、もしショップ運営をしたいと思う方は売上と経費の知識は、十分持たれた方がいいと思います。

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