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大切だと思うこと。

お互いをリスペクトしながら仕事をしましょうなんて偉そうに言っている会社で働いていますが、実際にそんな精神が浸透しているとは到底思えず、鼻で笑っちゃうわと思っている私です。

○十年前のことですが、ある女優さんの講演を聞く機会があり、その時の話の中でものすごく印象に残っていることがあります。

その方は、映画女優として脇役デビューした方ですが、結核になって出られなくなり、壮絶な人生を送った方でした。

その当時50代後半とかでしたでしょうか。
すっかりお元気になり、ダメだと思っていた生命保険にも入れたというお話でした。

その方が若い頃の体験として、あるお芝居に出た時のことを話されたのですが、その芝居のテーマを劇団員や演出家と話している時、演出家が「この芝居のテーマは、人の身になって物を考えることだね」とおっしゃったのに感動し、会う人ごとに「人の身になって考えるって大切よね」とその芝居に絡めて話をされていたんだそうです。

なぜそんなことを話されたのかというと、「人は自分がずっと口に出して言っていると実際にはそれと正反対のことをしても気づかない」ということを話したかったからでした。

その女優さんは、会う人、会う人に上記のような話をしていたのですが、それは自分の本心だと思い込んでいたんですね。

そして、あたかも自分が「人の身になって物を考えている人だ」と信じて疑っていませんでした。

でも、実際は自分のことを心から心配してくれて色々と話をしてくださっていた方たちに対して、邪険にしたり、嫌味を言ったりと、とても「その人がどうしてそう言ってくれるのか考えられる自分なら、とてもできない酷いことを言ったりしたりしていた」んだそうです。

私は、この話をいつも胸の中に仕舞って、自分が言っていることとやっていることがちゃんと合っているだろうかと自分に問いかける努力をしています。

人は、いつも立派ではいられません。

疲れていればイライラして人に当たってしまうことがないとは言えないし、意に反してキツクなってしまうこともある。

でも、このことを忘れないようにしていると「これではいけない」と軌道修正ができるんです。

立派なことは言うだけなら誰でも言えるし、そうやって言い続けていると自分が本当にそういう人間になったと錯覚してしまうので、真逆のことをしてしまった時に気づかなかったり、「これはこうだから」と言い訳をして正当化してしまうこともある。

それとこれとは別なんてことは、ないんですよね。

だから、常に自分の口から出ていることと行動がちゃんと同じかどうかというのは、日々を振り返って確認するようにしています。

そして「違う」と思ったら、素直に反省して行動を正すようにしています。

人を見るときも話だけではなく、本当にその人が言った通りの行動を伴って生きているかを見れば、真に信頼できる人かそうでないか、ちゃんと見分けられるようになります。

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