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いまどきの女子大生

先日、朝電車に乗った時のことです。

会話から女子大生だと分かる若い女の子二人組みが隣に立っていました。
小声で話してはいましたが、何せすぐ隣なので会話は丸聞こえでした。

A「この前、彼氏の家に泊まったんだけど、次の日ちょっと学校に行ってくるとかいうから、帰るまで待ってることにしたんだ」

B「へー、そうなんだ」

A「それで、暇だから掃除でもしようかなーとか思って、起きたわけ」

B「優しいじゃん」

A「でさ、部屋の中を歩いてたら、ベッドの下の引き出しみたいのがあって、そこがちょっと開いてたわけ」

B「ありがち」

A「でしょ?で、ちょーっと中見ちゃおうかなぁ~とか思ってぇ、開けたらぁ~」

B「なんか入ってた?」

A「うん。女の人が裸でポーズ取ってたりぃ、色々何冊もあって・・エロ本じゃん!って」

B「(冷静に)男だからねぇ」

A「うん。でね、見たことないから興味あるじゃん」

B「あるある」

A「でしょ?だからぁ、色々出して見てみたの」

B「そうなんだ」

A「そう。あ、この子可愛いとか、ずっと見てたらぁ・・・もう、超やばかったんだけど、彼氏が帰ってきちゃってぇ」

B「えぇ~!どうしたの?」

A「いや、それでいきなりガチャっとか開けられたらもう終わりだったんだけど、ソファに寝そべって超リラックスしてたから・・・でも、なんかピンポーンて鳴らしたから、やばっ!ってなって」

B「どうしたの?」

A「そのまま、バタバタって仕舞って、閉めといた」

B「大丈夫だったの?」

A「うん、たぶんバレてないと思うけど・・・」

B「そうなんだー」

*******

と、ここら辺で私は場所移動をしたので、その後の展開は分かりませんが、今どきは「そんなエッチな本見ててショックだった」なんて子はいないんでしょうかねぇ。

よく、テレビだと「私絶対嫌ぁ~」とか言ってるぶりっ子はいますけど。

男だからねぇって、冷静に言った子のトーンがまだ耳に残っています。

まっ、若い男の子なんて、みんなそんなもんなんでしょうけどね(笑)

そんなところで何を修学するんだか。

最近、高校生は日本各地ではなく「海外」への修学旅行が多いらしい。

もう時代が違うので、「贅沢だ」なんて言う気はさらさらないのですが、行き先が韓国とかオーストラリアとか、はたまたシンガポールにグアムだったりして、どこが「修学」なの?って国ばっかり。

こんな時代だから、そういう目玉でもないと生徒を獲得できないのかも知れませんが、だったら「海外体験ツアー」というか、そういう名目に変えたらいいのにって思いますよ。

もちろん、グループワークなどで、色々な体験をさせたりとかあるんでしょうけどね。

場所だけ見ると単なる海外旅行じゃん!って思います。
シンガなら、まだ色々な異文化を学ぶって名目が作れなくもないけど・・・。

行くのが悪いとかそんなことじゃなくて、既に修学旅行の名目を果たしてないよねぇ~ということが言いたいわけです。

京都じゃないですけど、沖縄だって広島だって、多感な頃に行って、自国の歴史に触れるというのが、本来の修学旅行の目的に合致するんではないかなんて考えているのですが、それ自体もう古いって一蹴されちゃうんでしょうか。。。

海外旅行なんて、大学行ったり就職してからいくらでも自分たちで楽しみのために行けばいいのにって思います。

なんか子供に媚びてる感じが否めない。

何度も言いますが、海外に行くのが悪だとか言ってるわけじゃないですよ。
この時代、親御さんと海外にたくさん行っている子もいるでしょうから、そうなっても別に驚きはしません。

これが「修学旅行」だって言うの、それはやめてよって思っているだけです。
細かいことですけど、日本語は正しく使って欲しいのです。

本当にこれを学んだってことがあればいいのですけど、掲示板だのなんだの高校生の投稿を見て、どうやってもそんな風に感じなかったりするもので。

なかなかやるじゃん、ダイソー♪ ~ルームフレグランス~

最近、よく見かけるルームフレグランス。
液体のフレグランスに木の棒(正式には、ディフューザーというらしい)を挿して香りを広がらせるやつです。

通常よく見かけるものは、わりと大きなボトルだったりしますけど、それこそ大小たくさんの種類が出ていて値段もさまざまです。

インテリア雑貨などを扱うお洒落なお店では、大きめのボトルばかりが目立ち、値段も3,000円とかもっと高いものもあり、香水でもなくたかだか部屋に置く香りの瓶に数千円のお金を使う気にはなれません。

収入には限りがあるし、部屋の香りにそこまでの重きを置く気持ちがないからです。

しかし、ふわっと広がる香りはなかなか魅力的で、たまに土曜日にランチの約束をする友人に先日会った時、この話をしたら、「ダイソーに100円であるよ」というので行ってみました。

彼女も、ルームフレグランスをいいなと思っていて、最初に注目した時はやはり高いものしかなく、しかたなく買ったのもあったそうですが、ダイソーで100円のを見て、「とうとう100円が出たか」と買ってみたら、案外良いことが分かり、瓶もそんなに変じゃないし、同じような効果があるなら、ダイソーの100円フレグランスで十分だと思ったそうです。

そこで、あることも知らなかった二子玉川駅近くのダイソーに連れて行ってもらい、試しに買ってみました。

香りは、ホワイトムスクとローズがあり、私はフレグランスのローズはあまり好きではないので、ホワイトムスクにしてみました。

ボトルは確かに小さいですけど、100円ですから文句はありませんし、シンプルなので、そんなに変というほどのこともなかったです。

さて、いったいどんなホワイトムスク(変な言い方ですが、安いのでいわゆる“安っぽい”香りだったらどうしようという思いがあって)だろうかと開けてみたら、

「あら、結構良いじゃないheart

これがまた案外良いんですよ。
100円でこのクオリティーなら、ホント、何にも文句はないです。

香りの広がり方もやわらかいし、小さいので減りは早めですが、1週間以上は経っていて、まだ3分の1くらいは残っていますから、上等でしょう。

こんなことなら、もっと買ってきて、在庫にしておけば良かったです。

Img_2669
優秀な100円フレグランス

カラオケ

普段、カラオケとかには一切行かない私ですが、先週の金曜日に「いったいどれくらいぶり?」って思うくらい(もう思い出せない)久しぶりに友人K美とカラオケに行きました。

K美は、私より1歳下なのですが、このトシになると1歳なんてまったく意味がありません。

つまり、同年代ってことですべてOKということです。

歌う曲は、1980年代とかそんなのが主流で、今の若い人は「絶対知らないよねー」という曲ばかり。

「会社の若い子とカラオケに行くと、私が歌う時はシーンてしちゃうのよね」

というのを聞いて、大笑いしました。

その日は、そんなことを一切気にすることなく、昔の歌を思う存分歌ってストレス発散♪

やはり、カラオケは自分がエンタメに親しんでいた頃を分かち合える人と一緒の方が楽しいということが分かりました。

とはいえ、私はたぶんカラオケはK美以外と行かないと思うので、次回行くことがあっても、また気持ちよく大声で歌えそうです。

いつになるかは、まったく分かりませんが(笑)

パルコ・プロデュース公演「90ミニッツ」

三谷幸喜さんの戯曲と演出で公開される、パルコ・プロデュース公演「90ミニッツ」のチケットを取りました。

抽選で当たったので、大喜びしていたら・・・ん?

なんだか時間がおかしい。

……(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ  _| ̄|○ やっちまった!

なんと、選択する時間を間違えていたようで、平日の昼間の公演を選んでいたのです。

「当たったのは、これだからか」

しかしまぁ、せっかく年の締めくくりに取れたのだから、仕方ないので午後お休みして会社帰りに行くことにしました。

ちょっと端っこの席ですが、前から6列目なので問題なさそうです。

一般発売は、10月30日・・・まだ間に合います♪

パルコ・プロデュース公演
90ミニッツ

公演日程 2011年12月3日(土)~12月30日(金)
プレビュー公演:12月3日(土)・12月4日(日)
作・演出 三谷幸喜
出演 西村雅彦 近藤芳正

三谷さんなので、何も考えずに申し込んだのですが、今回はコメディ要素まったくなしのガチ劇らしい。

テーマは「倫理」。
それぞれがそれぞれの立場で、正しい選択をしなければならない。
でも、ふたり人がいた場合、うちひとりの選択が、もうひとりから見たら「してはいけないこと」だったりします。
職業だったり、宗教だったり、家訓に国のイデオロギーの違いだとか、そんなことでも起こりえること。
時には「倫理」を超えたところで行動しなければならないこともあるでしょう。
ふたりの男性がそれぞれの倫理、つまり立場からぶつかり、葛藤する会話劇!

コメディを期待していたので、ちょっと不意をつかれた感じですが、楽しみです。

見ないものは、やっぱり見ない。 ~ケーブル有料チャンネル~

今日は、久しぶりに暑かったですねぇ。

風が強かったので、洗濯物もすぐ乾きましたし。
19時近い今も窓を開けて風を入れています。

任意加入だったケーブルテレビがマンション丸ごと(ネット利用等含めて)の契約になったとのことで、その説明の人が来たのですが、テレビを観ない私は今まで有料チャンネルの契約はしていませんでした。

なんとかチャンネルみたいな奴とハードディスクに落として録画できるという機器の説明を受け、今月だけなら無料で観られるというので、試しに付けてもらいました。

なんとかチャンネルの観られる契約はしていなかったので、まぁ、どんなもんか無料ならと思ったのです。

今月中に連絡をすれば、機器の取り外しなどは来月にかかってしまっても、OKということで、やたらたくさん機能がある説明を聞いて、設置は終わりました。

ただ、習っている韓国語の耳慣らしをしたくても、韓流ドラマはオプションで観られないし、アメリカのドラマもDVD持ってるやつだし、HDDに録画しておけば今まで観ていないドラマも貯めておけるっていうのですけど・・・正直、そこまでして必要かなぁ~って思いました。

だって、最初のうちこそ色々とチャンネル替えて観ていたし、ドキュメンタリーとかも面白そうだったんですけど、やっぱりテレビ自体観る習慣がないので、すぐ消してしまいました。

ネット&電話+有料テレビ視聴で、月々8,100円ちょっと。
今までが、3,811円だったので、4,000円も上乗せしてまでテレビ観るかなぁ~というのが正直なところです。
もし、今回やっぱり止めますってことで、今後契約するとなると10,500円の工事費がかかってしまうと言われたのですが・・・。

でも、観もしないのにつきに4,000円も払うことを考えたら、本当に観たくなって10,500円払うのであれば、それでいいかなぁ~と。
たぶん、このままでいくとほとんど観ることもなくネットと電話含め毎月8,000円ものお金を払うことになりそうなので、たぶん、月末に解約すると思います。

だったら、やめておけば良かったんじゃないとの声も聞こえるような気がしますが、どんなもんか試すのも悪くないかなぁ~と思いまして。

韓流ドラマがその枠の中に入っていれば良かったんですけど、人気だからオプション別料金らしく、だったらDVDで観るからいいやーってなりますよね。

スターチャンネルも別料金だし、よく見たら、私がコレって思うやつはほとんど別料金で、そんなの足したら毎月1万以上払うはめになりそうで、見ないのが基本なのにもったいな過ぎて無理!・・・ということで、工事の方たちには申し訳ないですけど、やはりさよならTVな気がします。

甘く、殺伐とした恋人(달콤, 살벌한 연인)

大学講師のファン・デウ(パク・ヨンウ)は、賢くて優しくて、容姿もまぁ、人並み。
だけど、彼には決定的な欠点がありました。
女性と恋愛することに対して体質的に拒否感を持っていて、30歳を過ぎた今でも恋愛を一度もしたことがない小心な男だったのです。
それまで、そんなことをなんとも思っていなかったのですが、自室のベッドを動かしている時にぎっくり腰になってしまい、そのことで「誰かに痛いところを触ってもらうだけでも良くなるのに、僕には誰もいない」と思ったら、急激に寂しくなり、真剣に恋愛がしたくなってしまいました。

ある日、同じマンションに引越しがあったらしく、そこへ大きな荷物を担いできたおじさんを中途半端に手伝ったことで、もともと悪かった腰をさらに痛めてしまい、挙句にそこの住人のちょっと美人の女性イ・ミナ(チェ・ガンヒ)からは引越し業者でもないのにと変な誤解をされてしまい散々な目に遭う。

女性に気軽に話しかけ、女性からも人気のある友人から「とにかく少しでも気があるなら話しかけろ」と言われ、ある日、変な人に間違われた日から偶然に何度か会った同じマンションの女性に「映画にでも」と決死の覚悟で誘いをかけるとあっさりOK。
舞い上がってデートをするデウだったが、実はその女性には大変な秘密があり・・・・。

いわゆる、コメディータッチのサスペンスなんですけど、サスペンスとしては、別にそれほどすぐれている映画でもありません。
韓国ではヒットしたみたいですが、日本での評価はあまり高くないようです。

でも、私は結構この映画が好きなんですけど、それはこのファン・デウが30年の孤独からいきなり恋人が出来て、それはもう見苦しいほどに舞い上がっていくのが面白くて、なのに相手の女性は実はとんでもない女で、それが段々明らかになっていくのですが、最後の最後まで一途に思い続けるこのデウが痛々しいほどなんですね。

なので、映画としての出来はどうかと言われても、サスペンス感も中途半端だし、そこまで良い出来でもないのですが、話の運びは面白いし、この男馬鹿だなぁ~から、なんだか気の毒になっていくところが面白いんです。

なんだか噛み合わない雰囲気満載の映画なので、暇つぶしには面白いですよ。

Sweet
甘く、殺伐とした恋人(달콤, 살벌한 연인)

2006年公開
監督・脚本:ソン・ジェゴン(손재곤)
出演:パク・ヨンウ:ファン・デウ 大学講師
チェ・ガンヒ:イ・ミナ/イ・ミジャ(李美子)
チョ・ウンジ:ペク・チャンミ ミナのルームメイト
チョン・ギョンホ:ケドン チンピラ
イ・ヒド:ミン・ファンギ 弁護士
チョ・ヨンギュ:ソンシク テウの友人
ソヌ・ソン:チョンファ ソンシクの彼女 出版社

ただいま、Gyao!で配信中

この子の七つのお祝いに ~観る人の年齢を選ぶ映画~

昨日、友人とご飯を食べた時、先日彼女が見た「セカンド・バージン」という鈴木京香主演の映画があまりの駄作で「あれほど酷い映画は、ここ最近観たことがない」とのことで、「逆にあじゃみんさんに観て欲しい」とまで言われたのですが、そこまで言われると確かに見たいなぁ~なんて思ってしまいました。

昔、「アラスカ空港で食べたうどんがこの世の物とは思えないほど不味かった」というのを芸能人の誰かがTVで喋っていて、そこまで言われると逆に食べてみたいなぁ~って周りの人たちが言っていたのを思い出し、そこまで言うなら、ぜひ観なくては・・・と思いました。

そんな時、なぜか「昔に観て意味不明~なんて思ったけど、大人になって観てみたら、案外良い映画だった」と思った作品のことを思い出したので、書いてみます。

中学以降、そこまでたくさんではないですが、ちょこちょこと映画を観てきました。

それから長~い年月が経ったわけですが、大人になってから「なるほど」と思って、見方がかなり変わった映画があります。

10代前半くらいに観た「この子の七つのお祝いに」という映画。

名作「蒲田行進曲」と同時上映だったのですが、同級生と蒲田・・・にハマっていた私は、町田の映画館で蒲田・・・を何度も観るために1日中映画館に入り浸っていました。

この子の・・・は、そのため必然的に何度か観ることになったのですが、当時は「何この面白くない映画」とふたりとも思っていました。

なんだか暗くて、意味のよく分からない映画だったのです。

席は自由席で、ずっと取っていたいからとはじめは座っていたのですが、何回か観た後(映画館に通っていたものですから)、いい加減飽きて、適当にロビーなどでおしゃべりしながら時間をつぶしたりもしていました。

出演は、岸田今日子、岩下志麻、根津甚八、杉浦直樹、芦田伸介、辺見 マリという豪華キャスティングだったのですが、その当時、そんな大人な出演者にはあまり興味がなかったので、その価値はまったくわかっていませんでした。

まぁ、なにしろジャッキーチェンの映画なんか夢中で観てたりしたものですから(笑)

原作は、ミステリー作家の斎藤 澪氏。
当時は、名前も知らない作家だったし、読んだこともなかったので、この映画に対してもともと何の思い入れもなく(蒲田観たさだったから)、あまりにく暗くて陰湿な内容だったので、良さがちっとも分からなかったのです。

ストーリーが本当に暗くて、岸田さん演じる「母親」が娘のマヤと暗く狭いアパートの一室に住み(もう、見るからに極貧)、自分を裏切り、家族を捨てたお父さんをマヤが大きくなったらきっと探し出して復讐してと毎日・毎晩呪文のように言い続け、マヤが7歳になった日、自らの手首と頚動脈を切り、マヤの隣で血まみれになって悲惨な最期を遂げたのです。

そこから、10数年後に東京である殺人事件が起きます。
女性が鋭い刃物で滅多切りにされ惨殺されるという事件で、調べるうちにこの女性は「青峨(せいが)」と呼ばれる「彼女に見てもらうと驚くほど当たり、出世できる」と評判になって、政界や財界の著名人が彼女に手形を持って鑑定を依頼するというほどの占い師に関わっていると思われる証拠が出て来きました。

しかし、青峨は決して姿を見せることなく、手形だけを受け取り、後日鑑定結果を届けるというスタイルの占い師で、青峨の姿を直接見た者は誰もいないため、捜査は難航することになります。

ルポライターのオモダ(杉浦)は、この事件に興味を持ち、独自に調べ始めるが・・・・。

とまぁ、こんな感じで、最初から真っ暗。
岸田今日子演じる母親の「マヤ、お父さんを恨みなさい」ってセリフが怖いのなんのって、最初から最後まで恨みとかそういう事柄ばかりだし、男と女の絡み(Hなシーンというわけではないのですが)なんかもあって、ストーリー自体は理解できても、いったい何をいいたいのこの映画は・・・・って、正直うんざりしていたのです。

また、主な出演者がみんな赤いシリーズ張りのオーバーアクトだったっていうのも、ちょっとなぁ~という感じでした。

でも、何度も何度も見たこともあって、内容を覚えていたからか、大人になってこの映画がテレビ放映されたとき、やっと「そうだったんだぁ」と女の嫉妬や情念、また戦後の混乱期の背景など、子供の時には分からなかったことがすっと入ってきて、結構うまく作られた映画で、原作自体はその後も読むことはなかったので分からないのですが、映画だけでも「暗い時代背景につくられた悲惨な思い出を背負って運命に翻弄される女」みたいな切ない部分も伝わり、改めて良さを実感した映画でした。

まぁ、ギャラだけは高そうな低予算ぽい作りでしたから、あまり飛びぬけてこのシーンがみたいなのはないのですが、全体を通して感じる暗く、切ない、そしてやりきれない思いは大人にならないと分からなかったので、大人になった時、再度観ることができてよかったです。

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この子の七つのお祝いに(1982)

制作:松竹、角川春樹事務所
監督:増村保造
脚本:松木ひろし、増村保造
撮影:小林節雄
音楽:大野雄二
美術:間野重雄
主演:岩下志麻、杉浦直樹、根津甚八、芦田伸介、辺見マリ、岸田今日子ほか

【おまけ】
岩下志麻演じるゆき子の女学生当時の写真が映る場面があるのですが、セーラー服か単に制服姿だったか、岩下さん本人が写っている写真が使われたのですが、さすがに当時もう41歳だった志麻さんの制服姿は、いくらご本人が綺麗といってもかなりインパクトがあり、そのシーンで「ドッ!」って笑いが起こったのが忘れられません。

物には限度がある。

ロケットニュースを見ていたら、イギリス人女性でカロリーゼロ飲料の甘味料中毒だった人のことが載っていました。

彼女は、体調が悪くなって病院に行っても特に悪いところはないと診断されたのですが、どうしてもよくならないので催眠療法に頼ってみたら、なんと1日4リットルものカロリーゼロ飲料を飲んでいたことが分かり、その副作用で体重増加やのどの渇き、疲労感などが起きていたそうです。

今は、まったく飲んでいなくて、水にしてからは体調も徐々に良くなっているとのことですが、こういう記事を読むと、すぐ「だから人工甘味料は」と狂喜して反対の声を上げる人がいそう・・・って思いました。

何にでも限度というものがあるので、人工甘味料ではなくても、添加物などで何らかの色や味のついた食べ物や飲料は通常食べる野菜や肉などと違います。
普通に売っている野菜や肉類も、添加物が入った食品であっても、どちらも「摂り過ぎ」はよくありません。

自然の物だからいくら食べても大丈夫と誤解している人も多いのですが、通常人が栽培している野菜は「自然に生えているもの」ではないですし、農薬が使われていないにしても、その点で目に見えないウイルスにやられていたりカビが生えている危険性がゼロとはいえず(もちろん、品質検査はされると思うので、あくまでゼロベースで考えた場合です)、すべての食べ物・飲み物には同じようにリスクがあります。

添加物もそうですが、「○○が危ない」と主張する人については、もちろん問題提起は必要ですし、本当に危ない物があった場合は、その検証が役に立ちますから、危ないと言っている人をすべて非難するつもりはありませんが、多くの場合「その実験はやりすぎではないか」等、今回と同様「通常ではありえない状況を作って、意図的に悪い結果を招いている」場合もあり、通常の使用では何ら問題ないということも多いので、「○○が危ない」というのを見た際には、通常生活している上でどうなるかなど、冷静に見ていかないといけないと思います。

過剰摂取や基準を大きく超えた使用などは、正直自己責任であることが多いです。
ただし、企業の側はこのようなリスクがある場合には、適切な表示を行うなど、消費者に自社製品を適切に使用してもらう責任は生じると思います。

消費者保護の観点から、色々と規制も厳しくなってきていますが、消費者である我々もその製品の使用や食品の摂取など、適量を知った上で適切に利用したいものです。

女優霊 ~久しぶりに観ても、やっぱり面白い~

日本独特の背中がゾワァってくる映画のひとつです。

最近、CGやら何やら、デジタル化しすぎて、日本のホラーが背景として持っている「地から這い出てくるような怖さ」が見られなくなり、Jホラーがアメリカあたりの視覚と音でしか怖がらせることができなくなりつつあることをとても寂しく思っています。

1995年の作品なので、確かに技術的なところは今の映像と比べると「何コレ?」的なところも満載ですし、いわゆる特撮的な部分は、ほとんどありません。

ラスト近くの恐怖シーンも、今だったら「恐怖」に?マークがつく感じです。

でも、私が多くのホラー映画ファンと同じようにこの映画が好きなのは、「えっ?なに?」というところから少しずつ少しずつ謎解き(謎と言えるほどでもないのですが)がされていって、最後に絡まった糸が・・・ってところでしょうか。

リングなどで有名ですが、中田秀夫監督のデビュー作になります。

視覚的な恐怖が好きな人には、ほとんど怖くもなく、面白くもない映画かも知れませんが、じんわりと怖がりたい方には、きっと面白い作品だと思います。

【ストーリー】

新人監督の村井俊男は、カメラテストの映像にまったく別な女優が写っていることに気がついた。

古いテレビ番組か何かのようだが、誰も知らない。
だが、村井は「子供の頃にこの映画を観た」と、自分の記憶にその映画の場面が残っていることに気づく。

その時から、撮影が進むにつれ、奇妙なことが起こり始めて・・・・。

Actress
女優霊(1995)

監督:中田秀夫
出演:柳ユーレイほか

ホワイト ~売れるためならここまでします私たち~

偶然にも続いてしまいます韓国映画。

T-ARAというK-POPグループのハム・ウンジョン(함은정)主演。
観る気はなかったのですが、ちょっときっかけがありまして・・・。

アイドルグループ・ピンクドールは、フリフリのピンクの衣装を着てぶりっこ踊りで売り出したのですが、全然パッとしません。

専用のウェブサイトにもファンの声はなく、自分達にチャンスはあるのかと焦っています。

どうせ事務所も自分たちに力など入れてくれないと腐っていたら、なんとリハーサルスタジオのあるビルをメンバーに用意してくれたのです。

そこは、以前火事があってから人が入らず、そのこともあって事務所の社長が格安で手に入れたとのことでした。

リーダーのウンジュ(ウンジョン)は、スタジオを掃除をしている時に1本の「ホワイト」というタイトルが書かれたビデオテープを発見します。

そこには、聞いたこともない歌と誰か分からないグループがその歌を歌うテープだったのですが、事務所の社長は、所有者が分からないことを利用し、ピンクドールにその曲を歌わせ、イメージチェンジを計ります。

かくして曲は大ヒットし、泣かず飛ばずだったピンクドールは、一躍スターダムにのし上がっていきました。

・・・・と、ここまではよくあるパターンで、この映画の面白いところは、現役のアイドルを使って、韓国芸能界の裏側を描いている点です。

バックダンサーを見下して馬鹿にする人々、枕営業(事務所社長の口利きってのが怖い)、カメラの前では仲良く手を振る女の子たちですが、本心は仲間意識のカケラもなく、異常なほどセンターで歌うことに執着し、どうやって他を蹴落としてやろうかと必死。

手段を選ばず、なんでもしてやるっていうのがもう~、怖い怖い。

∑ヾ( ̄0 ̄;ノ やめてぇ~!

ここまでするのかなぁ~というくらいの描き方ですが、それをウンジュが見つけたホワイトという歌の呪いに絡ませ、ホラーなストーリーにうまく乗せている感じですね。

あるんだろうなぁ~、こんないざこざってのが満載です。
ホラーとして、目新しいところは特に何もないですが、そういう芸能界のドロドロと噛み合わせで観た場合には、かなり面白いと思います。

White
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ホワイト(2011)

現題:WHITE: THE MELODY OF CURSE
脚本・監督:キム・ゴック 、キム・ソン
出演:
ハム・ウンジョン(ウンジュ)
ジン・セヨン(ジェニ)
メイダニ(シンジ)
チェ・アラ(アラン)

パラレルライフ ~新鮮さはないけど、面白かった並行理論~

ハングッヨンファ(韓国映画)の登場です。

チ・ジニ(지진희)主演の「パラレルライフ(原題:並行理論평행이론)」を観ました。

最初こそ、火サスっぽいとか土ワイっぽいというワンパターンな雰囲気のドラマかなと思って観ていたのですが、話の盛り上げ方や最後の最後にやっぱりそうかぁ~ってうなってしまう感じが良かったです。

チ・ジニ演じるキム・ソッキョンは、30歳という若さで異例の出世をし、部長判事に任命された。
そんな時、「お前の家族をズタズタにして殺すことが望みだ」という不振な電話が入り、ある日、最愛の妻が惨殺死体となって山の中で見つかるという事件が起こる。

失意のソッキョンは自暴自棄の生活を送るが、なんとか仕事に復帰しようとなった時、ある女性記者が「あなたは30年前ハン・サンジュン判事と同じ日に部長判事に任命されている」と以前家族を含め、本人も死んでしまった人物と同じ人生を送っているのではないかと言われ、「違う人間が同じ運命を繰り返して生きる」という並行理論に嵌っていく。

ソウル大学校法律大学を首席で卒業、最年少で部長判事に任命され美貌の妻の殺害までが同じ。
ソッキョンは、自分がハン・サンジュンと30年の時差を置いて日付まで同じ生活を送っていることを知り、30年前のハン・サンジュン事件を調べ始める。

そこで、段々と事件の矛盾に気づき、真相に迫っていくのだった。

ストーリー自体は、あまり目新しい感じではないのですが、韓国のサスペンス映画って「次は?」ってドキドキさせる演出がよく出来ているため、飽きずに最後まで引き込まれて観られました。

途中に韓流お得意の「主人公のイケメンがシャワーを浴びて苦悩する」というシーンもあり(笑)

ちょっとハラハラしたいなって時には、お勧めできる映画でした。

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パラレルライフ(2010)

原題: 평행이론(並行理論)
英語題:PARALLEL LIFE
監督:クォン・ホヨン(권호영)
【出演】
チ・ジニ(지진희) キム・ソッキョン ソウル高等裁判所 部長判事
イ・ジョンヒョク   イ・ガンソン 検事
パク・ピョンウン   ソ・ジョンウン キム・ソッキョン判事の事務官
ユン・セア      ペ・ユンギョン キム・ソッキョン判事の妻
オ・ヒョンギョン   ソン・ギチョル 教授 殺人犯
パク・クニョン    イ・チョルヒ ソウル高等裁判所 長官
チョン・ハニョン   ペ・ビョンホ ペ・ユンギョンの父 判事

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