« 嘘か本当か大豆パウダーで顔パック | トップページ | ストレスの方が体に悪い。 »

集団ヒステリーとはこれいかに ~自民党石原幹事長の発言~

6月14日付けの時事通信によると、自民党の石原幹事長は、福島第一原発事故のあとの反原発の動きについて、「あれだけ大きな事故があったので、集団ヒステリー状態になるのは心情としては分かる」と述べたという報道がありました。

事故の規模などを考えたら、人々が不安から原発に反対!という運動を起こしても理解できなくないということだと思いますが、こともあろうに「集団ヒステリー」という下品な言葉を使ったことについては、父親(東京都知事のあの方です)の血を引いているのねという以外に言葉が見つかりません。

親子でこれかい!という感じで、ため息が出てしまいました。

ただ、今巻き起こっている反原発の動きについて、言葉は不適切だとはいえ、そういう捉え方もあるというのはうなずけます。

私は、この期に及んでも選挙だの権力闘争だのと、困っている国民を二の次にして馬鹿騒ぎをしている日本政府及び与党、そして下野したといっても、長年政権を担っていた自民党が明確なビジョンも何も打ち出せず、結局民主と同じ土俵で相撲を取っているのを見て、本当にがっかりしていますし、この人たちの肩を持つつもりなんて1mmもありません。

しかし、多角的に物を見ることが出来ず、ひとつの事柄だけに焦点を当てて盲目的に賛成だの反対だのと声を上げる人たちに賛同する気にもなれないのです。

子供を持つ親御さんは、それは心配で仕方ないのはわかりますし、子供がいなくても自分自身のことを考えたって、色々な基準などはなんでも厳格な方が良いし、安心できますから、厳しくして欲しいとすることについて、異論がある訳ではありません。

以前の記事にも書きましたが、科学をベースにしたコミュニケーションの難しさについては、なかなか科学と一般の方たちの折り合いがつかないのは、科学ベースで考えるか、データはどうであれ心配だからという「思い」だけで考えて行動するのでは、そもそものベースが違うので、なかなかうまくいきません。

残念なのは、「反対」という強い意見を持つ人ほど、物事の安全情報には耳を傾けず、「危ない」と言う人の話しばかりを信じて、「安全」という人は嘘つきであり、危険と言ってくれる人は自分達のことを考えてくれる味方であるという意見を持つ人のなんと多いことか。

それでは、自分自身で情報を取捨選択して判断するという行為はできていないことになります。

日本人は、もともとネガティブな情報が好きという国民性があるため、性質とも言えるのですが、客観的に判断して「反対」ではなく「安心」できなければ「危険」という、まったく質の違う事柄で物事を判断してしまうため、失礼な言葉とは思いつつ、「集団ヒステリー」と受け取られるような行動を取ることもママあるのは事実です(ても、言葉でそれを表現するのは失礼だと思います)。

緊急時の被曝許容値について、通常の1mSvから20mSvに変更された件では、1が20になった訳ですから、急に20倍もの高い値になって、びっくりするのも無理はありませんし、反対行動が巻き起こるのも理解できます。

ただ、一連の行動を見ているとやや冷静さを欠いていることも事実ですし、扇情的な報道の方ばかり参考にして、騒いでしまっている方たちがいるのも事実だと思います。

20mSvの良し悪しについては、正直私には分かりません。

ただ、なぜその値が出てきたのかなど、客観的に見た時、その理由については評価できる理由があることも分かりました。

つづく

« 嘘か本当か大豆パウダーで顔パック | トップページ | ストレスの方が体に悪い。 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。