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シェルター ~心理ものだと思ったら?~

あまりメジャーな映画館でやっていなかったので、タイミングを逃して観に行かれなかった作品です。

わかってしまうと面白くないので、最近は「こんな感じの映画」くらいの情報しか仕入れずに観に行くため、この映画も主人公が精神分析医で解離性同一性障害(多重人格)の患者と向き合ってなにか起こる・・・くらいしか分かっていませんでした。

ジュリアン・ムーアって、結構「ここまでは良かったのになぁ」という中途半端な映画に出ることが多いので、今回はどんなかなぁ~とホラー映画友の会主宰者としては期待半分・興味半分で観ました。

ホラーも好きですが、心理的な葛藤だのそういうやり取りだのと、そんなのも好きなので最初は出てきた患者が「おっ、こういう感じ?でっ、どうなる?」なんて、どうしてそんな病気になったのかとか、そこに犯罪が絡むのか?なんて想像をたくましくしていたのですが、途中からあらぬ展開が待っていました。

「なんじゃこりゃ?!」

終わったので解説とかを見てみたら、

科学では解明できない恐るべき事態に見舞われるスリラームービー

って書いてありました(爆)

( ´艸`)プププ

なるほどね。

通常、解離性同一性障害の場合、例えば虐待に精神的に耐えるため別人格を作って「今起きていることは○○に起きていることではなくXXが受けていること」等と現実逃避をしたりします。

でも、この物語の患者の各人格は、全員「実在の人物」なのです。

そして、全員今この世にはいない人々です。
犯罪者もいれば、自殺した男性だったりと、色々なのですが、ジュリアン演じる精神分析医のカーラは「医者」ですから、科学的に説明がつくはず・・・と「この人は犯罪者だから新聞で読んだのでは」等と理由をくっつけて解釈していくのですが、深く調べれば調べるほど「本人でないと分からない」事実が目の前に突きつけられ、困惑していきます。

そう、死んだ彼らが今自分の目の前にいる患者に憑依したとしか思えないのです。

「そんな馬鹿な」

もともと多重人格など認めていないガチガチ頭のカーラは、なんとか否定する材料を見つけようと奔走しますが、事実から目を背けてもたもたしている間に彼女の娘や父親に死の影が迫っていました。

その、ある事実が分かってからは、ラストまで一直線なのですが、明らかになった真実がこれまた欧米的で、東洋人の私としては「またかぁ~」という感じ。

つまり、「やっぱり神様は信じた方がいい」みたいな感じです。

全体を見てみると、映画としては平凡な出来で、つまらないわけではないですが、暇つぶし程度で十分という内容でした。

残念な感じのジュリアン・ムーア主演映画がまたひとつ増えてしまいました。

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(C) COPYRIGHT 2009 SHELTER
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シェルター(2009)

原題:SHELTER

監督 モンス・モーリンド 、ビョルン・スタイン 
音楽 ジョン・フリッゼル
脚本 マイケル・クーニー 
ジュリアン・ムーア(カーラ)
ジョナサン・リス・マイヤーズ(デヴィッド)
ジェフリー・デマン(-)

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