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徐々に明らかになる各国の対応の差

今日、久しぶりに会った友人Kさんは、外国人の友だちがたくさんいるのですが、震災当日から数日の間に外国人の友人から何件も電話が入り、「○○は逃げないのか?」「一緒に○○(国の名前)に行こう、君の部屋くらいなんとかなる」と優しい言葉をいただいたそうですが、当人は「いえいえ、そこまでは」と言って断ったそうです。

欧州の方の人たちは、かなり早い段階から国に帰ることにしたそうですが、どうもその早い対応については、原発事故ではなく「もう1回大きな地震が来る」という情報が広まっていたからだそうです。

それで慌てて国外退避となり、それでも残っていた人たちも原発事故で「これは一大事」と帰国することになったそうです。

また、帰らないまでも「関西に逃げよう」ということになって、ヨーロッパ系の企業は軒並み大阪より西に拠点を移し、私の知り合いの企業も「500人いる社員のうち、300人は関西に移動して事務所も開いてしまった」とのことで、知人は「自宅待機」が続いています。

「もう、いい加減にして欲しいんですけどねー」

と、さっぱり仕事にならない状況を嘆いていますが、事務所まで移転状態ではいったいこの先どうするんでしょう。

対照的なのはアメリカの企業で、ほとんどの会社が普通に東京で仕事を再開しています。

Kさんのお友だちが南米出身で、日本にある有名なアメリカ企業に勤めているのですが、地震の2日後くらいに上司(アメリカ人)に「関西に逃げたい」と言ったそうです。

本当は国に帰りたかったのですが、ペットがいるからダメだと判断し、上司に相談したそうですが、帰ってきた答えは「アメリカは日本と行動を共にする。もし行きたいなら会社を辞めて行け!」と言われたそうで、今も文句を言いながら働いているとのこと。

さすが「トモダチ作戦」展開中。

原発の事故の話になりますが、なんでこんなに外国人は大騒ぎしているんだと思ったら、その報道の違いに原因があったようです。

Kさんに電話を掛けてきた外国人の友だちは「原発が爆発したシーンを見て、びっくりした」と話していて、どうも屋根が吹っ飛んだ映像が流されたようです。

2回目とか、そういう時の映像でしょうか。

もう、日本はお終いだ。
日本全部が汚染されてしまっている・・・という感じで、なんだそりゃ?!という報道が連日行われているそうです。

そういえば、サーチナなどで東京に暮らす韓国人ブロガーが、韓国での報道について物を申している翻訳を読みましたが、

『東京も放射能で超非常事態、脱出、買い占め大混乱』

という、安っぽい扇情的なタイトルを付けている記事などを読み、予断を許さない状況ではあっても、超非常事態などではないと冷静に書いていたようです。

また、あるニュースでは津波の犠牲者のご遺体まで映していたようで、正確な情報が伝わりにくい外国で、亡くなった方の姿を見て、しかも原発が爆発したなんて報道があったら、そりゃーどうしたらいいか!とパニックになっても仕方ないのかも知れません。

私は、震災以来ずっと「扇情的な報道に惑わされず、冷静に行動したい」ということを書いてきました。

放射線の影響など、数値がいかに馬鹿げているかや判断基準についても書きました。

とはいえ、別に楽天的に考えているわけではないんです。

ただ、そうやって外国で「真実」として報道されている正確ではない爆発シーンや、IAEAの大袈裟な数値設定や避難勧告などなど、断片を切り取って「これが真実の報道だ」というような報道について、客観的に判断しないと心が折れてしまうと思っているんです。

Kさんの知り合いで「絶対水道水を使わない」とミネラルウォーターで体を拭いている外国人がいるそうで、「シャワーとかも浴びてないらしくて、髪の毛とか洗ってないんかい!って突っ込みいれそうになった」と笑っていました。

気持ちは分かりますけど、常軌を逸しています。

今、驚異的なスピードで道路も修復され、物資輸送も以前よりずっとやりやすくなり、色んな人たちが「よし!」と立ち上がって支援に向かっていますし、集団退避で色々な県に避難できてきた人たちも増えてきています。

あとは、こんな状況でも福島に残っている人たちになんとか物資がちゃんと届くようにと祈るのみですが、一般の人たちが行かないのであれば、政治家自ら先頭に立って自衛隊を先導して入っていくくらいのことを何故しないのか本当に不思議です。

被災地に行くわけでもないのにずっと作業着で過ごして、あれ、いったい何だったんでしょうね。

たぶん、日本国民共通の謎だと思いますが、いかがでしょうか。

色んなリーク情報などが段々出るようになり、原発で作業している方たちがいかに悲惨な中で頑張ってくださっているかが明るみに出てきました。

作業員が逃げたなどと書いていたなんちゃら夫人に言いたいです。
ただ単にそこにいられる状況じゃないから、作業を終えたら退避しただけですよ。

命がけで作業している方たちに本当に失礼だと思います(未だに腹立って仕方ない)。

まぁ、東電の会社の社員は自分達だけ埼玉アリーナに逃げてた人は実際にいたそうなので、現場で必死に頑張っている人たちと会社内の人たちとの温度差は相当あったみたいですが。。。

とにかく、これから廃炉に向けてまた大変な作業が待っています。
途方もないお金もかかるそうですから、私たちは日本を元気にするよう普通の生活に戻る必要があります。

Kさんは仕事で関西に行っていたそうですが、会った人たちの中で同情してくれたのは阪神・淡路大震災を経験した地区の人だけで、大阪の人も「大変だったんだってねー」くらいな軽い感じで、四国の人に至っては「なんだかさっぱりわかってないみたいだった」と聞いて、確かに阪神・淡路大震災の時は、関東の私たちはあまり実感が沸かなかったことを考えると、対岸の火事という感じの人がいても、分かる気がします。

日本て、狭いようで広い国なんですね。

原発に関しては、まだまだこれから注視していかなくてはなりませんが、あまり風評などに踊らされず、早く日常を取り戻したいものです。

東北の農作物をどんどん食べますから、根拠のない出荷制限など金輪際やめて欲しいと強く願います。

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