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きみがぼくを見つけた日

2009年10月24日(土)

広島から友人が出てきて、横浜で会いました。

インターコンチネンタルホテルにあるイタリアンのビュッフェで昼食をとり、地下街を見て回っていたのですが、雨もひどくなって横浜散策とまでいかなくなってしまったため、ワールドポーターズへ入って、5階にあるワーナーマイカルで映画を見ることにしました。

沈まぬ太陽が初日ということで、見たいと思っていた映画だったので喜んだのですが、なんと上映時間が3時間25分で途中10分のインターバルまで入るとのこと。

中華街で夕食をと言っていたので、これは無理と諦めました。

次は、3Dの戦慄迷宮というのにしようかと言っていましたが、2000円も取られるというのでそれも却下。

いったいどんな話かもまったく分からなかったけど、「じゃあ、きみがぼくを見つけた日でいいです」とあと30分で上映開始のこの映画を見ました。

というわけで、事前情報まったくなしです。

 

<感想など>

行く時間が選べないタイムトラベラーのヘンリーは、ある時代で知り合った女性にずっと恋をされて、ひょんなことから同時代のお互いと知り合って結ばれるというお話なんですけど、はっきりいって、「それだけ」っていう感じがしました。

原題は、Time Traveler’s wifeというだけあって、そういう夫と一緒に暮らす妻の苦悩などが描かれて・・・・いたはいたけど、話の運びばかりが中心で、全然「人」が描けてないんですよね。

原作があるので、言いたいことはわかるよ、でもね・・・だから、どうなわけ?みたいに「ぐっとくる」ものが全然伝わってこないんです。

今までのタイムトラベラー物?とは違って、自分が行く時間(時代)を選べないし、移動するのは体のみ(つまり、服などは身に着けていかれない)で、まずは洋服を盗む行為から入らないといけないとか、また、いつ自分が0歳からその時代まで1年1年歳をとってきた本当の時代に戻れるのかは分からない。

だから、妻は「私、待つわ」の世界で、とにかくいきなりいなくなる夫に振り回されていくんです。

そりゃー嫌気もさすってもんです。

ところが、「こんな使い方もある」と、あることから後半の展開に向かうのですが、感動的な結末のはずなのになんともご都合主義っぽくなってしまって、こうなったら大変だろうなぁ~とは思っても、ちっとも感情移入できず「これで終わり・・・だよねぇ」という感じ。

やっぱり、映画って人を描かないとどんなに気合の入った内容でも終わったらそれで「はい、それまでよ」なんです。

つまらなかったわけじゃないけど、1800円の価値があるかといわれれば、これはレディースデー1000円で良かった映画でした。

<ストーリー>

時空を旅する運命を背負うヘンリー(エリック・バナ)は、どんなときにどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。自分のそんな秘密から職業も限定され、今は図書館の司書で生計を立てていた。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で一人の少女クレア(のちにレイチェル・マクアダムスが演じる女性の少女時代)に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレアと同じ時代で出会い結婚するが、彼らに待っていた生活は・・・・。

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(C)MMVIIIINTERNATIONALESCARENAFILM
PRODUKTIONSGESELLSCHAFT2MBH&CO.KG(tm)
   NEWLINEPRODUCTIONS,INC.

きみがぼくを見つけた日
THE TIME TRAVELER'S WIFE
2009年
監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
原作: オードリー・ニッフェネガー
出演:レイチェル・マクアダムス エリック・バナ アーリス・ハワード

エスター

「王道」という言葉がありますが、この映画エスターは、まさしくホラーの王道です。

最近は、CGで怖がらせたりする映画が多いため、往年の映画のように「この先どうなるの?!」という純粋にストーリーでハラハラドキドキな映画が減ってしまって残念に思っていました。

でも、このエスター(原題:Orphan=孤児)は、そんなCGなどにどっぷり浸かった映画とは一線を画している、かなりオーソドックスなストーリー展開でした。

この「使い古された系」の展開が、また面白い!
「なんでそんなの気づかないの!」って、鈍感なお父さんにイライラしたり、「きゃー逃げて逃げて!!」と主人公のエスターに悪さをされる子に突っ込んでみたり。

もう、楽しいったらありませんでした。

結構、力が入っちゃって、見終わった頃は脱力~という感じ。

「こっ、怖かったぁ~!」

今回もおタツと一緒のホラー映画友の会だったのですが、久しぶりにこの会にぴったりな映画を観ることができてとっても満足です。

前売り券も売っていないマイナーな映画ですが、以前観たサスペリアテルザとは違い、結末もこれまた予想できる展開とはいえ、それでも「ええええええええ?!」って驚けるのが楽しかったです。

まーさか、そんなっ!ってスクリーンに向かって手を振りたくなりましたよ(笑)

しかも、悪魔のようなエスターの正体をみんな気づいていくのに、自分の前では良い子でいるエスターをまったく見抜くことができないジョンのおぽんちさ加減がまたいい!

終映後に「男ってバカだよねー」とおタツが叫びたくなったのも無理はないと思います(賛成!)

いやいや、久しぶりに面白いホラーを見せていただきました。

終わってからご飯を食べに行ったのですが、0時まで盛り上がってしまいました。

 

<ストーリー>
第三子を死産したことにより悪夢にうなされつづけ「自分の愛情を注げる相手が必要なの」という妻ケイト(ベラ・ファーミガ)のため、夫ジョン(ピーター・サースガード)はある施設から養子を迎えることにした。ジョンは、聡明で絵の上手な9歳の少女エスター(イザベル・ファーマン)に出会って気に入り、ケイトも「この子なら上手くやれる」と思い、ロシアから来たという彼女を養子に迎え入れることになるのだが、それこそが悲劇の始まりだった。

エスターは、いったいいつの時代?と言われてしまうようなドレス風のワンピースを着て、首と手首に巻いたリボンは決して外さないという風変わりな子供。

人と違っていいと言った手前、ジーンズの方がいいと言ってはみたものの、そんな格好では友だちができないなどと止めさせることもできない。
エスターは、徐々に悪魔のような本性を見せていくのだが、それに気づく者と気づかない者のギャップが見る者の焦燥感を募らせる。

 

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(C)DARKCASTLEHOLDINGSLLC

エスター
原題:Orphan
2009年/アメリカ/カラー/123分/
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:ヴェラ・ファーミガ ピーター・サースガード イザベル・ファーマン

くすっとした話。

今朝、朝ズバを見ていたら、厚生労働大臣の長妻昭さんが出演されていました。

まだ選挙前だったと思うのですが、中野の駅前でご本人を見たことがあり、「実際見たら普通のおじさんね」と一緒にいた知人と話していたのを思い出します。

普段、服のセンスがいまひとつなんですよね、きっと。

今から思えば、障害者施設で働いている知人と一緒だったので、内情とかを聞いてもらえばよかったとか思いますが、その時は大臣でもなかったし(ていうか、大臣になったらそんなチャンスないですよね)まったくそんなことは考えませんでした。

大臣になって、少しはオーラとか出てるのかなと思いましたが、見ても特に変わって見えもせず、街頭インタビューで大臣の印象を聞かれた国民たちからは「疲れているのかなと思います」と心配されているところを見ると人気はあるのかなぁ~と思ったり。

まあ、自民党の重鎮みたいに「そこどけ!」とか記者とかに言っちゃうようなイバリンボじゃないだけいいかなと思ったりもして。

でも、つい先日のこと、私の後輩とふたりで役所の話をしていた時(官僚相手の仕事なんで)、「そういえば厚生労働大臣がさ」と話し始めたら、「厚生労働大臣ってどなたでしたっけ?」と切り替えされてひっくり返りました。

「役所対応してるのに、大臣の名前を知らないの?」

と聞くと「最近、大臣名は書類に書かないんです」とのこと。

そういえば、以前は書いていたのですが、あまりにもコロコロ大臣が変わるので、その度に大臣名を書き直したりするのが大変で、役所も考えて「XXX大臣 御中」でよくしてくれたんでした(笑)

でも、これだけ話題になってるのに、厚労相を知らないってすごいわ・・・と思って上司に「○さんは、厚生労働大臣の名前知らなかったんですよ」って言ったら「えっ?!厚生労働大臣?・・・あら、誰だったっけ、ド忘れしちゃった!」だって。

「もーいーです」

って言ったのですが、

「ねぇ、誰だっけ?」

となおも聞くので「長妻ですよ(呼び捨てごめんね)」と言ったら、「あーそーか、あのとぼけた人ね」と返ってきました。

『長妻さんて、とぼけてるんだ』

何をもってそういっているのかは分かりませんが・・・。

ところで、今日テレビで見ていてずっと考えていた謎が解けました。

「この人って、何かに似てる」

と思っていたのですが、ふとした拍子に「沖縄のシーサー」だと分かりました。

これ政治家は出てきますけど、政治がらみの話じゃないですからね(笑)

サブウェイ123 激突

アナスタシアに眉毛のお手入れに行った際は、ちょうど午後3回目くらいの上映開始時間になる映画が多いので、いつも映画館をのぞいてみます。

今回は、渋東シネタワーに行ってみたら、デンゼルワシントン主演の「サブウェイ123 激突」なる映画が上映中で、あと10分で始まる時間でした。

その足でぴあまで走り、1300円で前売り券をゲット。
戻ってチケットを交換し、劇場まで急ぎました。

品のあるデンゼル・ワシントンも大好きですが、50歳を過ぎていい感じになってきたジョン・トラボルタも結構お気に入り。

ソードフィッシュを見た時も思いましたが、この人はもう「悪役」としての認知度が高くなっていますよね。

でも、この前の「中年落ちこぼれ軍団がバイクに乗って大暴れ」みたいなコメディーでの演技も冴えていましたが。

さて、この映画は70年代に作られた「サブウェイパニック」という映画のリメークだそうです。

私はオリジナルをまったく知らないので、その情報は無視して「今の映画」として観ましたけど、エンターテイメント・ファン・ムービーとしての水準は、かなり高かったと思います。

つい最近、ある疑惑から降格されて現場に戻されたニューヨーク地下鉄運行司令部のガーバー(デンゼル・ワシントン)と地下鉄の車両、それもなぜか1車両だけをハイジャック(なぜか地下鉄もハイジャックというみたいです)して市長に1,000万ドルを要求しているライダー(ジョン・トラボルタ)。

ふたりには過去にもまったく接点はないのですが、乗っ取った電車から連絡してくるライダーの相手役になってしまったがために、ガーバーは後でとんでもないことになってしまいます。

このやり取りというか駆け引きが絶妙。

「やられたー」

と、ある場面では悪役が「やってくれるんじゃないか」って思わせてくれちゃいます。

でもね、そこはハリウッド・ムービー。
クウェンティン・タランティーノの映画ならまだしも、ここはまっとうな路線で突っ走っていきます。

今回の見どころは、デンゼルの役作り。
なんだか随分体重を増やして臨んだようで、座ってばっかりの司令部での仕事の長さが体によーく現れています。

役者さんてすごいですね。

一方、トラボルタは「マッチョな刺青野郎」として、「絶対いそう、こんなワル」って悪役を見事に演じています。

1時間弱で1,000万ドル持ってこなければ、1車両に残っている乗客を1人ずつ殺していくという条件がついている取引にどうすれば勝つことができるのか、市長・警察その他みんながそれぞれの立場で対応していきます。

それがまた噛み合ったり噛みあわなかったりで、見ている方は「おいおい!!」と画面に向かって突っ込みたくなる場面もたくさんありました。

刑事役もジョン・タトゥーロという地味なおじさんだし、市長やその他警察関係者などおじさんばかりが登場するので、あまり華やかな雰囲気はないものの、ユーモアも交えた一級のサスペンスで、最後まであっという間に時間は過ぎていきます。

ラストもねぇ~、さもありなんて感じで。

これも、かなりお勧めの映画です。

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サブウェイ123 激突(105分)
原題:The Taking of Pelham 123 

2009年アメリカ
監督:トニー・スコット 
原作:ジョン・ゴーディ 
脚本:ブライアン・ヘルゲランド 
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ、ジョン・タトゥーロ他

TOHOシネマズほか日劇にてロードショー 

あの日、欲望の大地で ~紹介記事は読まないで~

シャーリーズ・セロン&キム・ベイシンガーのW主演ときたら、ちょっと見てみたいわと思う人も多いような気がしますが、どうでしょう?

私は、シャーリーズ・セロンの美貌と演技力の両方が好きなので、今回は一も二もなく映画館へ向かいました。

渋谷の文化村ル・シネマは、大半のレディースデーやサービスデーと違い火曜日が1,000円。

ということで、火曜日は「今日は早めに帰ります」と、とっとと会社を出て直行しました。

さて、映画の方は・・・。

う~ん。
よく練られた脚本で、最初は「あら、いいの?そんなことして」って、登場人物に突っ込みたくなる場面から始まっていきます。

セロンとベイシンガーの2大女優は、それぞれ「有能な高級レストランのマネージャー」と「不倫している人妻」として登場します。

その二つの話がどう絡んでくるか、進むにつれて徐々に明らかになっていきます。

「ああ、そうか、そういうことね」

と最初は「こうかな?(推測)」だったものが確信に変わっていくのですが、その頃には物語りの世界にどっぷりと浸かっているのです。

そして最後は「なーるほど」となんともいえない爽快感があり、「納得~!」で終わります。

また、この後でどうなるのかという興味も持ちつつ、登場人物にエールを送りたくなったりします。

全体的に地味ではあるのですが、久しぶりに映画っていいなと思う旨いストーリー展開でした。

さて、ここで、まだこの映画を観ていない方に忠告をばひとつ。

この映画は、決して”

公式サイトやストーリーが紹介されている文章を読まないで行くこと!!

最近、せっかくよく出来た脚本の映画を観ても、平気でネタバレ的な紹介をしている公式サイトや記事を見かけて、かなりがっかりすることが多いんですね。

この映画も、正直言って公式サイトでストーリー紹介を書いた奴はドの付くアホでっせ。

「公式サイトはネタバレ」というのを読んでいたので、見ないで行って大正解でした。
あんな紹介のされ方をしている文章を読んで行ってしまったら、絶対面白さ半減でしたもん。

この映画は、ある程度人生を重ねた女性の方が、より深く観られる映画かと思います。
タイトルは、ちょっと変な昼メロみたいですが、決して安っぽい映画ではありません。

お金を払って観る価値は、十分にある作品でした。

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(C) 2008 2929 Productions LLC, All rights reserved.

【ストーリー】
シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。
ニューメキシコ州の片田舎では、ジーナ(キム・ベイシンガー)が一見暖かい家庭がありながらも、広大な大地に置かれたトレーラーハウスの中で、夫ではない男性と密会し情事を重ねていた。物語は、この二人の女性の日常から、徐々に広がっていく。

監督 ギジェルモ・アリアガ 
製作総指揮 シャーリーズ・セロン 、アリサ・テイガー 、レイ・アンジェリク 、トッド・ワグナー 、マーク・キューバン 、マーク・バタン  原作 - 
音楽 ハンス・ジマー 、オマール・ロドリゲス=ロペス 
脚本 ギジェルモ・アリアガ

Bunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマ他にて上映中

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